神戸でフルオーダースーツなら柴田音吉洋服店 | フルオーダースーツ完成までの流れと納期の目安

カウンセリングが終わったら、次は採寸に移ります。採寸では、通常の既製服では測らない箇所まで細かく計測します。姿勢や体型の特徴（なで肩、猫背など）も細かくチェックし、メモに残します。これらの情報は、後の仮縫いや本縫製の際に重要な役割を果たします。

採寸が終わったら、測定結果をもとに専門スタッフがアドバイスを行います。例えば、体型をカバーするためのデザインや、スタイルアップが期待できるシルエットなどをご提案いたします。

初回カウンセリングと採寸にかかる時間は、通常1時間から1時間半程度です。この時間をかけることで、お客様の体型や好みに合った世界に一着だけのスーツを作り上げる土台が形成されます。

2．生地選びとデザイン決め

フルオーダースーツの醍醐味は、自分好みの生地とデザインを選べることです。この工程では、以下の点に注目しましょう。

・生地選び

• 素材：ウール、コットン、リネンなど
• 柄：無地、ストライプ、チェックなど
• 色：ネイビー、グレー、ブラックなど
• 季節感：オールシーズン、夏用、冬用など

生地選びでは、用途や着用シーンを考慮することが大切です。ビジネス用なら落ち着いた色味の無地やストライプ、カジュアル用ならチェックや明るい色味を選ぶのがおすすめです。

・デザイン決め

• ジャケット：ラペルの形、ボタンの数、ベントの有無など
• スラックス：ワンタック／ツータック、裾の仕上げなど
• ベスト：襟の形、ボタンの数など

専門のスタッフがお客様の好みや用途に合わせてアドバイスをしながら、最適な選択をサポートします。生地やデザインによって価格が変わることもあるため、予算に応じたご提案もいたします。

迷った際はスタッフに相談しながら決めていくことで、より満足度の高いスーツに仕上がります。

3．仮縫い・フィッティング

仮縫い・フィッティングは、フルオーダースーツ製作における重要な工程です。この段階で、お客様の体型に合わせた微調整が行われます。

仮縫いの主な目的は以下のとおりです。

• 体型に合わせた細かな調整
• デザインの最終確認
• 着心地の確認

仮縫いでは、本縫製前の「仮の状態」のスーツを着用していただきます。この時点では、芯地は入っていますが、縫い目は簡易的なものです。

・フィッティング時のチェックポイント

• 肩幅
• 袖丈
• 胸囲
• ウエスト
• ヒップ
• パンツ丈

熟練の職人がお客様の体の動きや立ち姿を確認しながら、必要な箇所にチョークで印をつけていきます。この作業により、着用時の違和感やシワを最小限に抑えることができます。

大幅な修正が必要な場合は、再度仮縫いを行うこともあります。

4．本縫製と仕上げ

仮縫いとフィッティングが完了し、お客様の体型に合わせた調整が終わったら、いよいよ本縫製の段階に入ります。本縫製では、熟練の職人がお客様の体型に合わせて丁寧に縫製を行います。

本縫製の主な工程は、以下のとおりです。

• パーツの裁断：調整済みの型紙をもとに、選んだ生地を裁断
• 縫製：裁断したパーツを縫い合わせていく
• 裏地付け：スーツの内側に裏地を縫い付ける
• ボタン付け：選んだボタンを取り付ける
• アイロン仕上げ：縫い上がったスーツにアイロンをかけて仕上げる

完成したスーツは丁寧に梱包され、お客様のもとへお届けされます。お届け時には、スーツの着用方法やお手入れ方法についてのアドバイスも併せてお伝えすることが多いです。

このように、本縫製と仕上げの工程ではお客様一人ひとりの体型やご要望に合わせた細やかな作業が行われ、世界に一着だけのフルオーダースーツが完成します。

お急ぎの方は、初回相談時に納期についても詳しく確認し、お店と相談しながら進めていくことをおすすめします。フルオーダースーツは時間をかけて丁寧に仕立てられるからこそ、体に馴染む上質な一着となります。余裕を持ってオーダーすることで、より満足度の高いスーツが完成するでしょう。

季節や時期による納期の変動

フルオーダースーツの納期は、季節や時期によって大きく変動します。

急ぎの場合は、早めの予約やオフシーズンでの注文をおすすめします。また、店舗に相談すれば急ぎ対応が可能な場合もあります。時期を考慮して余裕を持った注文を心がけましょう。